Week 7-8 Project
Week 7: English Speaking Exercise
ウォーミングアップ: 3, 2, 1
[2分間で以下のテーマについてメモをとりましょう。そして書いたメモをまとめ、2人で3分間話し合いましょう。会話の相手を換えてまた同じ内容について2分で話しましょう。最後にもう一度相手を換えて1分で話しましょう。]
テーマ:Which city or area do you want to live, in the future?
Useful English Expressions
I’d like to...
I want to...
It would be nice if I could...
例:It would be nice if I could live in Tokyo. There are many things to do and restaurants to eat at.
Week 7
◯中間発表の準備を進めよう!
今一度、これまでのリサーチを振り返り、議論の整合性を確認しましょう。(Workbook p. 96)
①問いの設定(Research Question)
↓
② 仮説(Hypothesis)
↓
③現時点までで集まったデータを元に仮説を検証(Date Analysis)
前回作り始めた、プレゼンのアウトラインを必要があれば修正していきましょう。(Workbook p. 97)
前回は様々なグラフの特性・利点を学びましたが、前期のUnit 4-3で学んだVisual Aidsの各種も復習しつつ、
自分たちが使いたい(使うべき)視覚資料を決定していきましょう。(Workbook p. 99)
それができたら、中間発表用のパワーポイント資料を作成しましょう。
ポスター(案)で行うか、複数のパワポスライドでもいいか、担当の教員に指示を仰いでください。
その際、前期CECのUnit 4-3 (Week 9)を参照しよう!
◇主なコンテンツとそのレイアウトを考えよう!(発表タイトル、発表者名(グループメンバー名)、主要論点、参考文献&ウェブサイト)
◇主要論点は3つか4つに絞ろう!論点ごとに枠を作り、見出し語をつけよう!
◇字体やフォントがバラバラにならないよう気をつけよう!(スタイルの統一感)
◇読み上げ原稿をそのままポスターに貼り付けるのは避けよう!
◇口頭での説明(読み上げる情報)をわかりやすくするビジュアル・エイドを活用しよう!
⭐︎⭐︎⭐︎中間発表で読み上げる「読み上げ原稿」を書いてみよう!!!⭐︎⭐︎⭐︎
Pre-editingとPost-editingのスキルを使って、自分の英文原稿を作成し、第一草稿を提出しよう!
機械翻訳を使う際のPre-editingとPost-editingのスキルに関しては、前期CECのWeek4&5を参照。
この第一稿のことをFirst Draftを呼びます。
Workbook p.101に手書きで書き込んでも良いし、Teams上でグループメンバーと共同でWORDファイルを作成し書き進めることもできます。
後者の方が、他のメンバーとの議論のつながりを確認しやすいかもしれません。
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データ分析(続き)
前回では数値データを解釈しやうい形で可視化(グラフ化)することを学びましたが、
データ分析で同じく重要なのはそれを意味づける文脈(社会的な背景)である、ということを確認しておきましょう。
例えば、Aさんのグループが再生可能エネルギーの一つ「小水力発電」を取り上げたとしましょう。
Aさんたちは機械にとても興味があったため、発電機自体のスペックや水の流量に対する発電効率などの数値データを整理していました。
しかし、「小水力発電」に関しては再生可能エネルギーの一つとして社会でも歓迎されているはずと漠然をポジティブなイメージを持っていただけでした。
しかし文献調査とメールインタビューを進める中で、自分たちが立てた「仮説(hypothesis)」とは異なること・反証となるような事柄が出てきてしまいました。さて、このような時が大切です。その時、それらを無視・捨象しないで、自分たちの検証命題を修正し・ブラッシュアップするのに生かせるかどうか、ここがキーとなってきます。
まず、文献を読んだ段階で以下のことが明らかになっていたとします。
・大規模水力発電(巨大ダムを伴う)は広大な自然環境と人間の居住地を飲み込んでしまうので、人を強制移住させる必要がある。
・また、川の流路・水質・土砂堆積のパターンが変わってしまい、魚の回遊や遡行に(生態系に)悪影響を与える。
・よって、貯水地を設けずに小型タービンを小川や農業用水路や上下水道、そしてビルの循環水や工業用水の流路の中に設置できる小水力発電が注目を集めている。
・昼夜、年間を通じて安定した流量があり、安定した発電が可能である(太陽光は昼のみでかつ曇りの影響あり、風力も天候による。)
その後、実際に小水力発電機器の設置をしている会社にメールインタビューしたら新たな事実がわかってきました。
・電力会社主体の開発とは異なり、多様な事業主体=顧客(地方自治体、土地改良区、NPO、民間企業、個人)がいる。
・小水力は地域密着型で地元のコンサルタント、地元の施工業者、地元業者による保守管理などで、地域の活性化、地域の雇用促進にも有効である。
・風力や太陽光とは違い、水の使用について、利害関係が付きまとう。一級河川からの取水と、普通河川からの取水では、その手続きの難易度には雲泥の差があり、農業用水路でも、取水する河川の種別や、既得水利権の種類(許可水利権、または 慣行水利権)で法的手続きの難易度が異なる。
そこでAさんたちは新たな事実を吟味しなおし以下のようにまとめました。
・リサーチの初段階では、CO2排出もなく環境破壊も少なく環境に良さそうという魅力だけで小水力を取り上げてきたが、多様な事業主体が小水力開発に動いているのを見ると自組織が電力使用するだけでなく、売電収入をあげることで維持管理費を賄えるような「経済性」が大事であることがわかってきた。これには国による補助金や各電力会社の電力買取価格の変動の推移を示さないと「小水力」の将来性を検証できないのではないか、と立論することにしました。
・また、地域経済への貢献という視点から小水力を見直すことができたので、小水力事業に携わる方々に実際の「顔」を与えること(もし実名での紹介が了承されればの話であるが)で、リアルなローカルな社会経済の一片を示すことができるのではないか。
・水利権に関する河川法の許認可手続きには、多大な費用、時間、労力がかかることがわかってきた。立案から施工までが短時間で済むことも「経済性」の一部として考察できるのではないか。なのでそのような法的障壁のない水資源、例えばインタビューした会社に紹介された「ビルや工場の空調設備の冷却循環水を利用した事例(例:デンソー西尾工場)」に、最終発表ではもっとフォーカスしてはどうか。
◇このように、エネルギー産業にも地域特性(自然環境・企業・住民)などの具体的な文脈が絡んでいるので、一般化されたデータをどの社会的背景のもとに読み解くかを意識しなければなりらないことを覚えておきましょう。
◇上記で言及された「地域経済」の視点から自分たちのリサーチ(海外事象がテーマだとしても)を見直してみましょう。
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提出物:第一草稿(First Draft)
Week 8: English Speaking Exercise
ウォーミングアップ: 3, 2, 1
[2分間で以下のテーマについてメモをとりましょう。そして書いたメモをまとめ、2人で3分間話し合いましょう。会話の相手を換えてまた同じ内容について2分で話しましょう。最後にもう一度相手を換えて1分で話しましょう。]
テーマ:Talk about your research.
Useful English Expressions
I researched about...
I learned that...
I found that...
例:I researched about over tourism in Kyoto. I learned that...
Week 8: ポスタープレゼンテーションの練習を行う。
◯中間報告を発表してみよう!
クラスメートから良い反応は得られましたか!?
反省点があれば、書き出しておきましょう。
◯クラスメートや教員からのフィードバックを参考に原稿とポスターを修正・加筆していこう!
◯読み上げ原稿ができたものの、どの単語が何を意味しているのか忘れてしまいがちという人は次のワークをしておこう!
↓
◇自分の原稿の全てのセンテンス(文)に対して、重要語や難解な単語を抜き出し意味を調べ再確認し、語彙力を鍛えよう! (Workbook p. 104)
↓
◇また各文に対して、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)、接続詞、関係代名詞などを把握し、文章の構造を理解しよう! (Workbook p. 104)
◯プレゼンの音読練習に関しては、前期CECのUnit 6-3 (Week 12)を参照しよう!
◇text-to-speechを利用して、ネイティヴ・スピーカーの発音や声の抑揚を真似しよう。その際に自分がシャドーイングできるスピードまで落とすことを忘れずに。
◇自分で原稿を一通り読み上げたのを録音してみよう。そしてそれをネイティヴ・スピーカーの発音と比べてみよう。
◇何度も繰り返し練習し、暗唱できるくらいになろう!
◇聴衆とアイコンタクトをとったり、ポスターの図を指さしたりとジェスチャーを交えたりしながら、喋れるようになろう!
宿題:ペアグループの原稿読解
次週か次々週に2グループでペアを組んで、相手グループのリハーサルを聴きます。
その後にQ&Aセッションの練習を行いますが、相手グループの英語スピーチ(プレゼン)についていけない場合に備えて、あらかじめ日英対訳の原稿をシェアしてもらい、相手グループの発表内容を理解しておきましょう。その上で質問を考えてきてください。
Assignments